
藤野さんは、ミノルタカメラ時代、組合活動をされていたとお伺いしておりますが、
どのような組合活動をされていたのですか?

はい。文化体育委員や福利厚生委員、女性の機会獲得を目指す女性分科会といった活動をさせていただいておりました。

組合活動されていた上での、お悩みや困ったことはどんなことですか?
女性分科会で活動をしていた時ですが、なかなか活動に賛同してくださる方々がいらっしゃらなかったことです。
当時は、まだまだ女性の活躍の場が限られていましたので、それを拡げようという活動だったのですが、
"女性分科会のメンバーは怖い。"
"女性分科会に入るとモテない(笑)"といった誤解がありました。
実際に活動を知っていただけると、誤解であることがご理解いただけるのですが。。。

逆に外資系企業に就職された時は組合がなく、個人主義だったとのことですが、
組合がないことで不都合なことはなかったですか?
不都合だらけでした(笑)。
組合の無い外資系企業では、張り紙一枚で会社方針が変更されます。
例えそれが、従業員にとって納得のいかないものであっても例外ではありません。
初めて、その類の張り紙を目にした時、最初に私が思ったことは、
"組合は、何をやっているの!"でした。
自分にとっては、組合の存在が余りに自然であったため、
「組合が無い=会社は経営陣の意志で経営方針を自由に変更できる。」といった外資系スタイルには当惑しました。

弊社に初めてお越しいただいたのが08年3月17日。
社員の前でミニ講演会をして頂いたのですが、どんなお気持ちだったですか?
ご感想でも結構です。
正直に申し上げますと、あのシステムブレーンさんでミニ講演をさせていただくというだけで心底舞い上がっていました。
「失敗したら、どうしよう。。。」不安はどんどん大きくなりましたが、

直前になって「等身大の自分を見てもらう以外にできることはない。」と開きなおってしまいました。
何千人というプロ講師を日々相手にされておられるシステムブレーンさんには、見栄なんか通用しない。
むしろ、ありのままの自分と自分の誠意を全てお見せすることが一番だと思ったのです。
結果、自分でも呆れるくらい好き放題、自然体でお話させていただくことができ、講演後は一人で、充実感に酔いしれておりました。

それから約半年後、弊社として初めてご依頼させて頂いたお客さまが、労働組合さまでした。
聴講いただく方が満足してくださる講演には、3つの本気が必要だといつも思っております。

まずは、当然ながら講師の本気。
次に聞いてくださる方の本気。
そして外せないものが企画者の本気です。
組合の講演には、この3つの本気があります。
聞いてくださる方々に一番近くて、本音を理解しておられる労組の方々の企画ならではのものです。
他の講演に比べて、特に労働組合の講演は、事前の打ち合わせにとても時間を費やします。
組合側から、活動内容から組合員の特徴まで詳しいお話を頂戴し、
「なんとか組合員さんに満足のしてもらえる講演にしたい!」という企画者のお気持ちを一緒に形にしていきます。
私は、このプロセスが大好きです。一つひとつ階段を上りながら、みなさんのご満足へと近づいていく。そんな気持ちになります。
労働組合の仕事は、自分にとって、最も力の入る仕事の一つなのです。

以来、労働組合のお客さまで好評を呼び、
講演をどんどんお引き受けくださり、'09労組アワード2位でした。ご感想は?
今でもはっきり覚えておりますが、年末に2位の朗報を電話で伺い、
鳥肌が立つくらい嬉しくなりました。

大好きな労働組合の仕事でご評価いただいたことは、自分にとって
最高の年末のプレゼントであり、翌年に向けてのエネルギーと支えとなりました。
このタイトルに恥ずかしくない仕事をしたいと、一層身が引き締まりました。

労組の講演会ではどういう内容・テーマが多いでし
ょうか?
多いテーマのベスト3は、

・タイムマネジメント
・コミュニケーション
・
・モチベーション マネ ジメント
・・・といったところでしょうか。
リーマンショック以降、ビジネスパーソンの中には、"次に何が来てもおかしくない!"といった
特殊な危機感が生まれたように感じます。
これらのテーマは、先の不安を払拭して更に一歩踏み出すために必要なものだと思っております。

労働組合のお客さまにメッセージなどございましたら・・・。
いつも大変お世話になっております。

組合員の方々に一番近い存在である労働組合だからこそ企画できる講演。
その一端を担わせていただくことは、自分にとりましてとても名誉な仕事です。
"組合員の方々が歩み続けるための気づき"のお手伝いを今後もさせていただければと思っております。

講演会で特に気をつけて臨んでおられることはありますか?
講演会の主役は、聴講してくださる方であり、講師ではないということです。

何かを求めて、貴重な時間を割いて、話を聞いてくださる。
その皆さんの欲求にお応えするべく、全身全霊で取り組ませていただいております。