私はこの頃ふとこんなことを考えることがあります。
この世にオギャーと生まれ人生の終焉を迎えるまで人それぞれではありますが、いくら強烈な印象を残した人生であったとしても、我々のような凡人であれば後世語り継がれることは皆無に等しいと思います。
歴史にその名を残した人物ならいざ知らず、大抵は各家庭の法事などの席でも遠い先祖様の話題が出ることはほとんどないのではないでしょうか。
私はそのような事を思うたび、1人の人間の人生ってなんとちっぽけでさみしいものなんだろうと考えてしまいます。
出来ることならば、この世に生きた証として自分の子供や孫だけに限らず、事あるたびに後世語り継がれたいなあと年々思いが強くなってきました。
そんなことを考えている内に、思い立ったのが自分の生き様を「自分史」として残してやろうということです。
何か形として残しておけば、田中家が繁栄している間は無下にされることもなく、又気付いた時には引っ張り出して話題にもしてくれるだろう。
更に言うならばこの「自分史」に高級感を漂わせたような付加価値をつけておけば感心を引くにはうってつけで尚更であろうと、まあこんな身勝手なことを考えております。
そんなことですから、最近では暇さえあれば、昔のアルバムを引っ張りだしてきては写真の整理をしながら、ほんの僅かな記憶をたどりながらひとつひとつの写真に当時の様子をコメントとして書き入れております。
そんなことをしていると当時が走馬灯のように駆け巡ってきます。
常々思うのは、これから先の20年 30年は長く感じるのに過ぎ去った20年 30年はなんと早いんだろうということです。
そんなことを思いながら、まだ見ぬ後世のため(というかむしろ自分のためではありますが・・・)一生懸命写真の整理をしながらコメントを書き入れ、それぞれの時代ごとに後世に向けたメッセージを残そうと奮闘しております。
そんなこんなで、これを見たら後世の人間はどんな風に思い感じるんだろうとニヤニヤしながら考えていると、なんか不思議な世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。
でも本人はいたって真剣なのです(笑)
「自分史」作成においては、後世からもほんとに残しておいてもらって良かったなあと思ってもらいたいし、自分の「自分史」を見ながら微笑みあって語らっている後世の姿を想像するだけで俄然やる気が出てきます。
是非、皆様方も「自分史」を作成してみませんか。
自身の人生を振り返ることが出来るのと同時に、これからの人生をより具体的な絵として描けるチャンスでもあろうかと思います。