私がいつも愛読しているブログからです。
今村克彦さんの講演を聴講されました。
下記のような話をされたそうです。
文章を読むだけで、涙が出そうでした。
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富裕層が集まる地域の小学校での話です。
父母は小学校にはなんの期待もしていなくて、
塾や習い事に精を出し、
進学先も有名な中学校ばかり、
子どもたちも非常に聞き分けがよく、
ルールもしっかり守る学校だそうです。
校長も教頭も「とにかくなにもするな、
親たちには口を出してくれるな」という
運営方針。
そんな超優良小学校に赴任したときのこと。
その学校で小6の男子児童が
竹串でクラスメートの背中を刺すという大事件が起こりました。
刺し傷は9cmにまで及び、
しかもあと1cm横にずれていたら
大動脈を突き破り失血死になるところだったというほどの傷。
幸い命に別条はありませんでしたが、
当然学校は大騒ぎ、緊急会議が開かれ、
事件を起こした児童を
児童自立支援所に送ろうか、
鑑別所に送ろうか、
少年院に送ろうか、
とにかく学校から追い出さなきゃ、
私もうあの子の担任をやらされるのなら教師辞めます、
と恐慌状態に陥いりました。
今村先生はその小学校では生活指導を任されていたそうで、
とにかく何故そこに至ったか、調査させてくれ、
4日時間をもらってその子を預かったそうです。
その4日間の調査でいろいろなことが分かりました。
刺した児童はその小学校では数少ない母子家庭であり、生活保護を受けていた。
お母さんは夜スナックで働いて家計を稼いでいた。
彼には妹と弟がいて、とくに保育園の妹の送り迎えを毎日していた。
ぐずる妹には
「オムライス作ってやるからな」
「一緒にお風呂入ろうな」と
優しく諭して保育園の先生にも都度
「宜しくお願いします」と礼儀正しく挨拶をしていたそうです。
そして彼は3年生までひどくいじめられていたこと、
4年生から急に暴力的になっていったことが分かってきました。
その様変わりにはある理由がありました。
保育園、1~3年生とずっといじめられていた彼は、
ある日クラスの大将格の子に誕生日会に呼ばれました。
彼は身なりも整え、プレゼントも携え、喜んでその子の家に向かいました。
お母さんも「クラスの中心になっている子に呼ばれるなんて、
これでやっといじめもなくなる」と喜びました。
しかし、チャイムを鳴らすと出てきたのは大将格のお母さん、
そのお母さんは彼に、
「ごめんね、○○くん、間違えて呼んじゃったみたいなの。悪いけど帰って...」
と言い、パタンと扉を閉めてしまいました。
彼は悔しくて涙を流しながらその場に立ちすくんでしまいました。
そのドア、ドアノブの形、鍵穴、すべてをはっきり覚えていると。
彼はお母さんが持たせてくれたプレゼントをどうしようかと悩んだそうです。
貰ってくれなかった、捨てるわけにもいかない。
考えた結果、彼は公園の片隅にそのプレゼントを埋めました。
そして家に帰ってお母さんに、
「見たことないものたくさん食べたよ!もうお腹いっぱい!」
と心配をかけないように言って寝たそうです。
クラスメートは固く口を閉ざしてはいましたが、
やがて刺した事件の日の様子も分かりました。
教室にいる女の子が「なんかすごく臭いねえ、出よ出よー」
と明らかに彼をなじりました。
いつものことだと彼は怒りを抑えていましたが、
次はある男の子が彼に向って、
「お前んとこの母ちゃん、夜男にお酒飲ませて騙してお金稼いでんだってなあ」
と言ったそうです。
その言葉に我を忘れた彼は、
教室から笑いながら出ていく男の子の背中を刺してしまったと。
今村先生のもとには彼のお母さんが来て、
泣きながら土下座して頭を決してあげようとはしませんでした。
一方彼は何の悪びれた様子もなく、
今村先生の言葉には一切耳を貸そうとしませんでした。
そこで今村先生は
「お前妹がおるんやってな、妹のことも全部調べてるんやぞ」
と彼に言ったそうです。
すると彼はそれまでと打って変わって
「妹は関係ないやろ!これは俺の問題じゃ!妹は関係ない!」
と怒り狂いました。
彼はずっとお母さんと妹を守ろうと必死だったわけです。
今村先生は
「よく頑張ったなあ、しんどかったなあ」
と抱きしめてあげたそうです。
すると彼はぼろぼろと涙を流しながら
「辛かったよ、もう嫌だよ、しんどいよ。」
と泣き止まなかったそうです。
以後彼は今村先生を「親分」と慕い、
その後の卒業までの8カ月をなんとか耐え忍びました。
なにせ針のムシロです。
認めてくれる人は一人もいません。
クラスメートに馬鹿にされるたびに
「悔しい!悔しい!ぶんなぐったる!」
と今村先生に泣きついてくる。
今村先生は「そんなに悔しいんならやったれ!殺してこい!」
と突き放したそうです。
彼は決して仕返しをせずに耐えました。
今村先生との約束を守る為にです。
今村先生は彼を突き放すたびに凄く辛かった、
しかし彼はそれ以上に辛い、
とても辛い8カ月だったと仰っていました。
その地獄の8カ月を耐えた彼は現在、
ある国立大学の法学部に籍を置き、
弁護士を志しているそうです。
今村先生は
「とにかく大人の中身が腐っている、
腐った中身の大人が
子どもの近くにわんさかいるから子どもも腐る、
子どもを立派に育てたいなら
まず我々大人が自らをチェックせなあかん」
と締めくくられました。
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いろんな事件の裏側をちゃんと調べてみると、子どもの叫びみたいなものがあるのかもしれませんね。
大人は、子どもがそこにいたるまでの間に出す兆しや現実を見逃さないことが大切だなと感じました・・・・・
(ドラマでは、今村さん役を浜ちゃんがしてました。)
★ 今村克彦さんプロフィール
⇒ http://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-6906.htm
【今日の言葉・・・人脈というのは、一言でいうと「大切な友人のリスト」です。心から応援したいと思う人が人脈です。何をおいてでも助けに行く友人が何人いるかが、あなたの人生の豊かさを決めています。(作家,小説家,実業家:本田 健氏)】